『日蓮上人御一代記』保存修理プロジェクト(歴史遺産研究部門)
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歴史遺産の授業で、かつて寺町に所在した教法院の調査をさせていただいた際に、 妹尾天然筆『日蓮上人御一代記』が損傷の激しい状態であり、その処置にお困りであったので、 本学、歴史遺産研究部門で修理を引き受けました。

作品は、絵具層の剥離剥落が進行していて、ほんの少しの衝撃でも加わると、絵具が落ちてなくなってしまう状態で、 展示や閲覧ができず、ハトロン紙で包まれたまま保管されていました。 また虫損や擦れ、シミなどの損傷も認められました。今回の修理では、絵具の剥落止めを始めとし、取り扱いを簡単にできるように装丁をパネルから台紙に変更したり、新たに桐保存箱におさめたりすることで、保存環境を改善し、長期保存ができるようにします。基本的にこのような有形文化財の保存は数百年ごとに修理を繰り返して、伝えていく事が原則です。 これから数百年の後に、より進んだ技術、材料で次の修理を行う事ができるように保存性と共に可逆性に留意した 修理を行います。
『日蓮上人御一代記』保存修理プロジェクト(歴史遺産研究部門)
期間:2006年〜2007年
委託機関:教法院
指導教員:大林賢太郎
参加人数:2名
委託機関:教法院
指導教員:大林賢太郎
参加人数:2名